JJ氏の実家から、海水浴場まで、
歩くこと、約10分。
「この前は、意に反して、山で“シミ”を3個増やしてしまったので、
これ以上のシミは、なんとしても阻止しなくてはならず、
角田氏に、車を出してもらうことにした。」
などと、ずうずうしさの極みとも言えるオバチャンならではの、
JJ氏の我がままっぷりに押し切られる形で、
角田氏が、運転手を務め、
いよいよ、海岸に到着です。
この日は、新潟滞在中、一番の晴天。
見事なピーカンです。
この場所は、郷土の“絵はがき”に、必ず使われる所であります。
夏の風物詩である、町をあげての“
花火大会”は、
あの島から、打ち上げられます。
島全土を覆う『
爆雷』という花火は、まさに圧巻です。
水面がとてもきれいなので、思わず、飛び込みたくなりますが、
水深が浅いのと、岩場が多いということで、
飛び込みが、禁止されています。
橋の上から、海水浴場を眺めてみます。
実は、今の時間は、
朝の8時です。
でも、すでに、この通り、
たくさんの海水浴客で、いっぱいです。
こちらは、海水浴場と反対側になります。
人の多い所が苦手な角田氏は、
こちらの岩場で泳ぎます。
ここから、角田氏が、カヌーで、さらに沖に出て、
大きな“
キス”を何匹も釣り上げて、
夕飯の食卓に乗ったこともあります。
もちろん、JJ氏は、
舌鼓専門部隊です。
橋を渡って、岩に“上陸”してみました。
灯台や、鳥居が見えます。
さあ、鳥居をくぐって、
島の一番上まで、登ってみましょう。
島のてっぺんから眺める風景は、壮観です。
JJ氏が、そばで、ため息まじりに言っています。
「これで少なくとも、シミが、さらに4個は増えたね。」
JJ氏の相変わらずの学習能力の無さには、二の句が継げません。
これだけの日差しです。
シミ4個で済むはずなどないってもんです。
思わず、ダメ出ししそうになりましたが、
『山へ編』の二の舞にならぬよう、
ここは、あえて、聞こえないふりをすることにしました。
“学習能力”という点では、チルの方が、
一枚も二枚も上手です。
島のてっぺん近くにある鳥居で、
日本海を背にして、
ニコちゃんと一緒に、記念撮影です。
空と海の境目が、はっきり分からないほど、
それぞれが、見事なブルー一色です。
子供の頃のJJ氏は、
この海で、まっ黒になるまで泳ぎ、
山では、弟と一緒に駆けずり回って、セミやトンボを獲っていたそうです。
18年間、見続けて来た、これらの風景たちは、
JJ氏が愛してやまない“宝物”とのことです。
チル、
そんな宝物を持ってるJJ氏が、ちょっぴり羨ましくなりました。
そんなJJ氏の宝物に会いに、
来年、また、遊びに来ます・・・。